こんにちは!こんばんは!女性営業マンとして日々奮闘している「なっちゃん」です!
目標数字が達成できない!ダイエットもうまくいかない!
そもそも今こうしているのも、目標を立てたってことごとくクリアできなかった結果だし!
そう嘆いているあなた。もしかして負け癖がついてしまっていませんか?
私も「どうせ何をやったって中途半端なんだ私は…」と無気力になりかけた時がありました。
そこでこの記事では【目標達成の技術】のヒントをお伝えします。
たった2つのことを変えるだけで、現状が好転しだすかもしれませんよ?
目次
目標達成の技術:2つの秘訣
『目標達成の技術』とは、アチーブメント株式会社代表取締役である青木仁志(あおきさとし)氏による著作です。
青木氏は、10代からプロセールスの世界に入り、32歳で自ら起業された人物です。この方から教えを学べるということで、営業マンに限らず他職の方や学生、経営者から熱い視線を注がれています。
『目標達成の技術』はあとがきを含めても279ページと、300ページに満たないビジネス書なのですが、内容がとてつもなく濃いのです!
すべてはご紹介しきれないので、エッセンスだけを今回お伝えさせていただきます。
本書の中で、成功する人=目標を達成できる人というのは何が違うのか?が述べられています。
・目標を達成できる人は、思考の管理をしている
・目標を達成できる人は、行動の管理をしている
だから、出来事を変化させていくことができる
秘訣その1:思考の管理をしている
「こうなりたい」「成果を出したい」という願望は誰にでもあるでしょう。その願望が強ければ強いほど、それを求める思考も強くなります。
何かを変えるためには行動が必要ですが、まず思考ありきで、それを行動に反映させ、現象化(出来事が変化)されるというのです。
この点に関しては、マザーテレサの言葉として有名なこちらのフレーズの中でも同じようなことが言われています。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」
私たちの行動や運命の根っことなる「思考」
まず思考を現実化するために「思考の管理を行う」ことが、真の達成力を得るために必要です。
あなたは、思考の管理を行うために何をしますか?
秘訣その2:行動の管理をしている
2つ目の秘訣は「行動の管理」です。当たり前のことですが、思考を変えてもどのように動くのか?がわかっていないと目標を達成できません。
成功するには、成功に至る原則に添って行動する必要があります。
人は成果の追求よりも、やりたいことをつい優先させてしまう傾向があります。思い当たる節がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目標達成の唯一の方法は、感情を理性的な行動に結びつけることです。
・蓄財することよりも、つい浪費をしてしまう
・節制よりも、不摂生になりがち
・早起きよりも、朝寝坊が好き
・勤勉よりも、怠惰な生活に流される
・成果の追求よりも、成果と関係ないことでもやりたいことをつい優先させてしまう傾向がある
引用先:青木仁志『目標達成の技術』
上記の習慣に陥っている方は、「たくさんのどうでもいいこと」と「数少ない大切なこと」が明確になっていない恐れがあります。「数少ない大切なこと」を習慣化していくことが、目標の達成には不可欠です。
あなたは、行動の管理を行うために何をしますか?
出来事の変化が起こり、目標が達成される
目標を設定し、きちんと計画を立てます。そして、それを怠ることなく実践していくと、出来事には変化が起きます。『目標達成の技術』では、「能力とは努力の蓄積」だといいます。
現状、能力が全く同じAさんとBさんは、2人とも「この2年間で日常英会話をマスターする」という目標を掲げました。
しかし2人とも「寝る前に〇〇を××の量やっていく」と計画していたにも関わらず、帰宅時間が不規則でうまくいきません。
Aさんは、3年後にはこの製品を海外の人たちに、もっと知ってもらいたいという思いから、「朝早めに起きて時間を活用するように変えてみよう」「1日の勉強量を半分で計画を立て直そう」と、目標の見直しを進めました。
一方、Bさんは思ったように計画が進まないので、あきらめました=行動をやめました。
この2人の数年後は、全く変わったものになるはずです。
思考と行動の差をつけることで、出来事は変わっていきます。
思考の管理を行うポイント
では、実際に思考の管理はどのように行うのでしょうか?
先ほど「あなたは、思考の管理を行うために何をしますか?」と問いかけました。
答えが思い浮かばなかった方は、ココでご紹介するポイントをぜひ参考にしてみてください。
・人生理念と人生ビジョンを明確にする
・周りにも貢献できるような、人間的成長をする
出来ることはたくさんありますが、ここではポイントとなる上記の2つについて見ていきましょう。
人生理念と人生ビジョンを明確にする
まず、生きる目的を明確にし、それを遂げていく鮮明な将来をイメージしましょう。そして、それを数値化した目標に落とし込むことになります。
青木仁志氏によると「頭で考えていることを紙に書き込めるくらい具体的にしなければ実現できない」とのことです。
その青木氏が代表取締役を務められる「アチーブメント株式会社」が、戦略的に目標を達成するために「アチーブメントピラミッド」という概念を図式化して示しています。
- ピラミッドの土台には「人生理念」がある
- この土台の上に「人生ビジョン」を積み上げる
- 人生ビジョンを実現するための長期・中期・短期の目標を設定する
- 目標を達成するための計画を立てる
- 日々の実践に落とし込み、行動する
小さな子の「将来の夢」には人生理念やビジョンがあふれていませんか?
「僕、サッカー選手になる!(人生ビジョン)」「なんで?」「かっこいいし、有名になれる(人生理念・価値観)から!」。
「お医者さんになって(人生ビジョン)たくさんの人を助けたい(人生理念・価値観)」。
どの人生理念が正解、不正解、というものはないことがわかります。他の人との違いがあるだけです。
あなたが実践していく日々の行動は、あなたの人生理念に基づいたものでないと、将来的に自分の価値観とずれる道に進みかねません。
人間的成長をする
- 知識をつける
- 理解する
- 実践する
- 習得する
- 貢献する
上記が、能力開発の5段階です。
例えば、ある効率的な営業のやり方がとても有効だとあなたは知りました。なぜそれが有効なのかも理解できました。
しかし、実践するのは容易ではありません。今までのやり方を変えるということは、新たな習慣を作ることになります。
この1つ目の壁を乗り越えて、毎回実践を行っていると、その技術はいつの間にかあなたのものになります。
しかし、その後に2つ目の壁があります。「有効だから他の人に教えたくないな」「そんなことやってるの?って思われたらいやだな」という思考です。
『目標達成の技術』では、真の成功者とそうでない人との差は、自分が得たものを周りの人に伝えられるかどうかだといいます。
最後の壁で止まってしまうと、人間的な成長の限界が来ます。「貢献する」ことが出来て始めて人格が磨かれます。真の成功者とは、自分の目標が周りへの貢献にも繋がっている人です。
行動の管理を行うポイント
次に「行動の管理」について見ていきます。「あなたは、〇〇の管理を行うために何をしますか?」という質問をしていたのには理由があります。
『目標達成の技術』の中では、理解だけではなく「実践」をとても大事にしているからです。
行動の管理を行うポイントとして、以下の2つを取り上げます。
・成功の障害を取り除く
・成功原則に従って行動する
成功の障害を取り除く
人生ビジョンや人生理念は明確に語ることが出来る。それに基づいた目標設定もしたし、計画も立てた。しかしうまくいかない。
そんな方は『目標達成の技術』の中で、成功の10の障害として内的要因だけが整理されているので、何か自分に当てはまりそうなキーワードがないかチェックしてみてください。
【成功の10の障害】
1.セルフコントロールができない
2.自己概念が低い
3.欲求充足の方法がわかっていない
4.意思決定能力の不足
5.問題解決能力の不足
6.パワーパートナーがいない
7.言い訳の癖
8.勉強不足
9.エネルギー不足
10.怠惰・ルーズ
引用先:青木仁志『目標達成の技術』
失敗のサイクルにおちいってしまっている方は、楽なほうへ流される生き方をしている可能性があります。
言い訳の癖がつき「やらない」。やらないと達成できないので、自信を失ってまた「やらない」。考え方が否定的になるので、無目的・無目標になって楽なほうへ流される生き方になり、何も「やらない」。
【出来事の変化が起こる】で例に出した、英語の勉強を途中でやめてしまったBさんのように、「やらない」のサイクルに入ってしまうと、負けグセが身についてしまうでしょう。
目標達成のために必要な原則
では、目標を達成するためには何が必要なのでしょうか?成功の障害となるものの反対となるような、「成功の10原則」が挙げられています。
まず、私たちは何に従って行動すればいいのかをを確認しましょう。
【成功の10原則】
1.あらゆる事柄に目標を設定し、計画的に生きる(優先順位を守る)
2.セルフコントロール能力の習得
3.成功者としての自己概念を形成する
4.心の法則を使う
5.パワーパートナーの協力を得る能力
6.専門能力を開発し、真のプロフェッショナルになる
7.過去思考型から未来志向型への変革
8.一生学び続ける
9.健康管理を徹底し、エネルギッシュに生きる
10.実践主義に徹する
引用先:青木仁志『目標達成の技術』
一見「なんのこっちゃ?」と思うような項目もあるかもしれません。
全ては書ききれないので、1番目に掲げられている「優先順位を守る」ことに関してのみ、ご紹介しておきます。皆さんも、成功者の「優先順位」のつけ方は気になることでしょう。
- 第1象限の例:病気の子供の世話、仕事の締め切りetc…
- 第2象限の例:友情を深めること、トレーニング、事前の計画作りetc…
- 第3象限の例:セールスの電話の応対、遊びの誘いetc…
- 第4象限の例:長時間のテレビ、昼までの睡眠etc…
成功者の行動は、好き嫌いではなく、やるべきかやらざるべきかで判断されているといいます。目標が達成できる人の優先順位は「第1」「第2」「第3」「第4」の順です。
同時に、第2象限の時間をできる限り増やしています。好き嫌いや怠惰に流されず、目標に焦点を合わせて最優先の仕事に集中できるセルフコントロール能力が卓越しているのです。
青木仁志『目標達成の技術』の評判
概要
『目標達成の技術』には、これまで述べてきた「思考を現実化」するための「思考法」「原理原則」「行動技術」がより具体的に書かれています。
この記事ではご紹介きれなかった「良い目標の立て方」まで示されています。
価格
定価で本体1,400+消費税、合わせて1,540円です。2020年1月現在で電子書籍化はされていません。楽天ブックスやアマゾンでも定価で扱われていますが、中古ならば数百円~購入できます。
特徴
ビジネス書の中でも「ぐんぐん読めちゃう」書籍というのは、隙間時間等を有効に使えば1日で読めるものも多いでしょう。
しかし『目標達成の技術』は、まるで「一度じっくりと自分と向き合ってごらんなさい」と言わんばかりの内容です。
どちらかというと、ビジネス書の中でも自己啓発書に近い印象を受けました。また、
「なぜ、あなたは成功しなければならないのでしょうか?」
「あなたが今まで出会った人物の中で、将来この人のようになりたいという最も尊敬する人物は誰ですか?」
といった質問に、実際書き出してみるワークが随所にちりばめられています。
評価3.8!口コミから見るメリット・デメリット
【良い口コミ】
成功するためのノウハウがびっしり詰まった1冊だと思いました。
自己承認するための秘訣が書いてあり実践し続けることの大切さを学べます。
【良い口コミ】
根本的な部分です。本当にわかりやすいです。可能な限り多くに方に読んで欲しいです!
引用先:amazon
【悪い口コミ】
青木さんは毎回同じことしか言ってない印象
成功哲学を読めばこれは読む必要ないと思う
【悪い口コミ】
ただ、読んでて、私は、気分が悪くなった。
「頂点への道」講座の文字が、忘れたころに何度か出てくるからだ。
「ああ、高額セミナーの刷り込みか・・・
引用先:amazon
実践するために、まず実践の大切さを理解しなければ、主体的に実践していくことはできませんよね。なぜ実践が大切なのか?が、青木氏の言葉で非常にわかりやすく書かれています。
しかし、高額セミナーへの誘導書として読むと、たちどころに気分も悪くなるでしょう。
私が読んだ限りでは「『頂点への道』講座を受けた方の中にはこういう方もいらっしゃった」という書かれ方の上に、「頂点の道」講座を受けるつもりなく読んでいたので、あまり「講座」の文字は気になりませんでしたが、引っかかる方もいらっしゃるようです。
また、悪い口コミの「成功哲学」は、おそらくナポレオン・ヒルの『成功哲学』かと思われます。
私も『7つの習慣』のセミナーを仕事の関係で受講したことがあるのですが、『目標達成の技術』を読みながら何度か既視感を覚えました。
私の受けたセミナーは2日間にわたって行われ、1人当たり十数万~するものだったと聞いています。
他の書籍やセミナーなどと被っている部分は、その項目が非常に大切なことでもあると言えます。セミナーでも紹介されている内容を、一冊の書籍に纏められているというのはお得ではないでしょうか。
『目標達成の技術』はこんな人におすすめ
おすすめできない人
この書籍の「特徴」から、「Aと言われたらAをやるし、Bをやれと言われたらBをやるからちゃっちゃとハウツーを教えてよ!」と思われる方には向かないかもしれません。
自己啓発書が苦手な方にもつらい1冊となるでしょう。
しかし、思考や行動を変えるための方法が思いつかずに悩んでいる方には、ハウツー的なものも青木氏の「アイデア」という形で紹介されているので、『目標達成の技術』後半が非常に参考になりそうです。
おすすめしたい人
「おすすめできない人」に当てはまらず、且つ「目標を達成したい全ての方」におすすめします。
気になる方はこちらから書籍を確認できます
目標達成の技術posted with ヨメレバ青木仁志 アチーブメント出版 2012年10月 楽天ブックス
まとめ
今回は「目標を達成するには何が必要か」について述べてきました。
・まず、思考を変える
・そして、行動を変える
・結果として、出来事が変化する
自分は、本当は何を求めているのか?
自分にとっての成功は果たして何なのか?
描いたイメージを目標に置き換え、実績を重ねていってみてください。
ありがとうございました。