こんにちは!こんばんは!女性営業マンとして日々奮闘しているなっちゃんです!

今回は決算早期化について解説します。

決算早期化といっても何のために早期化するかが、分からないとやっていても結果として意味のない早期化になってしまいかねません。

決算早期化しようと思っても、何が原因で決算業務が遅くなっているかわからないですね。

決算早期化を実際に行っても経理部門の負担が解消されてない場合もありますね。

実際にこういった悩みを抱えている方もいるかと思います。

こちらの記事では方法に限らず目的やメリットも含めて解説しますので、是非悩みの解消に向けて参考にしていただければと思います。

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決算早期化とは

まず、一言で簡単に言うと、一定期間の収入・支出を計算し、利益又は損失(損益)を算出する業務の早期化になります。

これだけの説明だとイメージしづらいので、具体的に説明していきます。

決算書の作成

まず、法人決算において作成しなければならない書類が以下の内容になります。

貸借対照表
損益計算書
株主資本等変動計算書
個別注記表
計算書類に関する付属明細書
事業報告書
事業報告に関する付属明細書

これらの書類が最終的に作成しなければならない決算書になります。決算の早期化ではこれらの書類の作成のための各業務を効率化して早期に作成する事になります。

これらの書類は会社の財務状況を正確に把握するための書類になるので、経理関係の書類が殆どになります。

決算早期化の目的

主に、自社の経営状況を把握して、経営者が的確な経営判断をするためにする場合が多いです。

特に資金繰りがうまくいっているか、黒字なのにキャッシュフローが健全に回っておらず黒字倒産のリスクを抱えているかなど、資金の管理と運用が計画的に回すために自社の決算状況を迅速に把握する必要があるためです。

他にも自社の経理業務の効率化を徹底する事で決算早期化につながるので、効率的な決算早期化で自社の経理業務にかかるコストを軽減化する目的もあります。

決算の期限になっている45日ルール

決算短信の開示時期も、東京証券取引所の「決算短信・四半期決算短信作成要領等」などで45日までと定められています。

また、四半期報告書も四半期決算日後45日以内に公開するように金商法で定められているので、この基準に合わせて上場企業は財務状況を外部環境に対して公開する必要があるために決算早期化に取り組む企業もあります。

参考までに「【ベトナム在住公認会計士】海外社長様向けのビジネス、会計・税務研究所【MANALABO】」の決算早期化のメリットを挙げていますので、良ければこちらも参考にしていただければと思います。

社長様必見!月次決算を早期化するといい3つの理由

決算早期化を阻害する要因

決算早期化に当たってよくある問題点を挙げましたので、順番に観ていきましょう。

月末月初に作業が集中し、決算作業が滞る

月末にならないと、金額が確定しない取引が重なるとどうしても、決算業務が進められず月末に慌てて行ってしまうことになります。

特に債権管理などで回収しないといけない売掛金を納品書や請求書などが不渡りのままですと、決算の結果自体に影響してしまうので、後ろに立て込んでしまいます。

経理部門に負担が集中してしまう

決算の業務というと、企業の中で経理部門が設置されている場合、そちらに決算の業務を投げてしまう場合が多々あります。

ただ、この決算に関係する各書類は各部署で関係しない部署は殆どないので、全部署で協力して業務を分担する体制を会社の中で作れると、負担が集中しなくなるので、結果として決算早期化に繋がる事になります。

決算業務の中でどこが遅延の原因になっているか分からない

一言に決算の業務といっても以下のようにたくさんの業務があります。

決算のためのデータや書類の収集
決算整理仕訳
決算報告書の作成
各種確定申告書の作成
税金の納付

これらの業務の中でどこが遅延の業務になってしまっているのか、普通に業務をこなしているだけだと分からないと思います。ここで重要になってくるのが、業務フローです。

業務フローにて、各業務がどうなっているのか該当部署以外の人が分かるようになり、負担が集中しているフローに対して人事が人員を補充する事が可能になります。

また非効率な業務形態をしている場合も業務フローを観ることで、判明しやすくなるので、決算の業務を効率化去せる事も可能になります。

決算早期化のポイント

先程の説明で挙げてきた問題はERPやRPAを積極的に活用していくことで、改善する事が可能になります。

仕訳伝票、売上伝票や請求書などを手入力で管理していると、人件費や入力ミスによる手戻りのコストが重なってしまいます。

総合型ERPパッケージの検討

統合型ERPパッケージなどでは、会計や購買や生産の与信管理システムや決算資料の資料出力機能などがひとまとめにパッケージされているので、入力ミスや手作業を削減する事が可能になります。

▼ 総合型ERPパッケージの例
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例えばですがこちらの「GRANDIT高速決算ALL in ONE」では、子会社と親会社での連結決算にも対応していて、大規模な決算の業務にも対応出来るプランです(※)。検討してみるのもいいと思います。

(※ 記事作成時の情報です)

まとめ

重要な箇所をまとめます。

まとめ

・決算早期化の意味は一定期間の収入・支出を計算し、利益又は損失(損益)を算出する業務の早期化。
・決算早期化は自社の経営状況を把握して、経営者が的確な経営判断をするために行われる。
・決算早期化は時期や部署や特定の業務に負担が集中しているために阻害される事が多い。
・決算早期化はERPを使うことで業務負担やミスによる手戻りコストを削減できる。

決算早期化する事で自分の会社がどのくらいの資金的余裕があるかが分かるので、どういう経営戦略を打てるかを判断するのに役立てる事が出来ます。

早く出来ることに越した事はないので、良ければ皆さんも取り組んでもらえたらと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。