こんにちは!こんばんは!女性営業マンとして日々奮闘している「なっちゃん」です!
新入社員の皆さん!年末年始休暇の前に来年の準備は終わりましたか?

そんなことより忘年会に早くいきましょうよ!
甘い!甘すぎです。
デキる営業マンは最高のスタートダッシュを切るために、年末のうちから入念に準備を進めています。なかでも重要なのが、得意先に対する年始挨拶です。
営業マンとして初めての年越しを迎える方に、抑えておくべき年始挨拶のマナーとコツを紹介していきます。
目次
新人営業マン必見|年始挨拶のマナー
得意先を持つ営業マンにとって、年始挨拶は1年の最初の重要ミッションです。テクニックというより一般常識であることが多いため、相手としても「知っていて当たり前」という目で見てきます。
失礼があった場合は「常識がない人」となり、一気に心証が悪くなります。
年始挨拶をさせるために、知っておくべきマナーを確認していきましょう。
過度な営業トークは禁物
年始挨拶にあたっては、過度な営業トークは控えるようにしましょう。
年始の得意先は様々な会社からのあいさつ回りが控えており、自分のために割いてくれる時間も短いことが多いです。
そんな多忙な得意先を気遣うことも、営業マンとして大切なテクニックです。
もちろん、「過度」な営業トークをしてはいけないのであって、ただの挨拶だけで終わるのはNGです。
【実録】お前、何しに行ってきたんだ?
筆者が新人営業マン時代に、はじめて年始挨拶をしに行った時のお話です。
「過度に商売の話はするな」という上司の言葉を真に受けて、お土産を渡して年始の挨拶をするだけで終わってしまった時があります。
営業日報に書くことがなく、上司に相談したら呆れた顔で言われました。
「お前、何しに行ってきたんだ?」と。
あくまで「過度な」営業を避けるべきであって、何も話すなということではありません。
例えば…
- 昨年に話が始まった商談の続き
- 今の得意先の困りごと
- 新年の自社のアピールポイント
このように、過度ではない営業トークはいくらでもあります。自社や取引先で人事異動があれば、しっかり情報共有をするのも立派な仕事です。

手土産は持っていくとベター
手土産をどうするか迷う人も多いでしょう。ネットで調べると「持っていくべき」という声と「持っていく必要はない」という声の両方があります。
筆者のアドバイスとしては、「持って行かなくても失礼にはならないが、持っていくほうがベター」だということです。
特注で会社名やロゴを入れておけば、置いてもらうだけで広告代わりになります。頻繁に利用でき、かさばらない食品であれば喜ばれるでしょう。

1月7日までの間に訪問する
年始挨拶は1月7日のいわゆる「松の内」までに行くようにしましょう。
これを過ぎて訪問すると「この会社にとってウチは重要じゃないな」という誤ったメッセージを送ることになります。
どうしても無理なら1月15日まで
優先順位とスケジュールの関係で、どうしても1月7日までにいけない場合は1月15日(小正月)が最終ラインです。
「新年の挨拶」として訪問できるのは、ここまでを最後にしてください。1月15日を過ぎたら、それはただの通常営業です。
1月15日までの訪問すら難しいようであれば、後ほど紹介する「メールでの年始挨拶」をしましょう。
年始挨拶はどこに行く?|抑えておくべき2つの得意先とは
理想は全ての得意先に対面で挨拶することですが、時間の制約もあって難しいでしょう。そんな時は、挨拶する相手を選ばなくてはなりません。
年始で特に挨拶に伺うべき相手先を2つ紹介します。
売り上げトップ10の重要な得意先
こちらは当たり前ですね。会社の売り上げトップ10の企業は社長や専務といった「会社の顔」と言われる重役たちに営業がついていくことになります。
新人営業マンであれば、「自分の担当で売り上げトップ10」の会社に訪問するようにしましょう。
1日で5社ずつ回れば2日で完了できるため、外出の機会が少ない営業アシスタント(営業事務)であっても問題なく訪問できる範囲です。
今は全く接点がないが仲良くしたい会社
今は全く取引がない会社に対しても、年始挨拶に行く価値があります。なぜ行くべきかというと、年始は仕事をもらいやすいからです。
年末で残した課題をこなしながら、3月の決算に向けて少しでも数字を追いかける時期のため、少しでも安い仕入れ先を求めていることもあります。
年始挨拶をして顔を売りつつ、困りごとを聞き出すことができればビジネスチャンスにつなげることが可能です。
もし成果につながらなくても元々の取引がないため、それ以上悪くなりようがありません。
上司から「関係を築くように」と言われている会社があれば積極的に年始挨拶に立ち寄りましょう。
年始挨拶はメールでもOK|すぐに使えるテンプレート文章
普段からお世話になっている得意先に対しては、直接訪問しての挨拶が望ましいのは間違いありません。しかし、何十何百という得意先を抱えている場合は全て対面するのは難しいでしょう。
そんな時は、年始挨拶をメールで済ませることもOKです。
得意先への年始挨拶メールに使えるテンプレート文章を紹介します。
取引先への年始挨拶に使えるテンプレート文章
年始挨拶に使えるテンプレート文章です。会社名や氏名、文章中盤のエピソードを書き直せばすぐに使うことができます。
件名:年始のご挨拶 ○×株式会社 △△部 A様 新年あけましておめでとうございます。 株式会社××のBです。 旧年中はいろいろとお世話になり、誠にありがとうございました。 Xプロジェクト遂行にあたっては、A様のお力添えのおかげでつつがなく業務を進めることができ、心から感謝申し上げます。 本年は昨年以上に○○株式会社のお役に立てるよう最大限の努力をする所存ですので、 変わらずお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。 また、今年は昨年以上にお役に立てるよう励む所存ですので、 引き続きご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 なお、弊社は1月○日(曜日)より平常通りの営業を開始いたしました。 何かありましたら、私Bまでご連絡下さい。 メールにて恐縮ですが、貴社益々のご発展をお祈り申し上げ、 新年のご挨拶とさせていただきます。

具体的な取引に関するエピソードを入れる
メール内に、自分と受け取る人にしか分からないエピソードを盛り込みましょう。
上述のテンプレートにおける、「Xプロジェクト遂行にあたっては、A様のお力添えのおかげで~」の部分のことです。
メールだとどうしても「一斉送信している印象」を持たれてしまうため、場合によってはメールを送ったことで印象を悪くする場合があります。
具体的なエピソードを盛り込むことで、自然と機械的な印象の無いメールになります。
「企業単位」ではなく「営業マン単位」で送る
あなたと付き合いのある得意先の営業マン全員に年始挨拶メールを送りましょう。
通常であれば得意先側の営業マンの1人ですが、大きな会社の場合は複数の人とやりとりすることもあります。メインの1人だけでなく、やりとりがある全員に1通ずつメールを送ってください。
間違っても、CCやBCCでまとめて送ろうとするのはNGです。

手を抜かず、しっかり年始挨拶をしましょう。
まとめ
いかがですか?
営業マンが知っておくべき年始挨拶のマナーを再確認しておきましょう。
・過度な営業トークは禁物
・手土産は持っていくとベター
・1月7日(松の内)までに訪問する
マナーと言っても難しいことはありません。年始挨拶のコツは、「今年もあなたのために精いっぱい働きますよ」という誠意を相手に伝えることです。
しっかりと挨拶ができれば、自然と関係が深まって仕事の依頼をもらいやすくなりますよ。
また、スケジュール上どうしても対面できない得意先にも、必ずメールは送るようにしましょう。
丁寧な年始挨拶で、営業マンとして最高のスタートダッシュを切ってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。