こんにちは!こんばんは!女性営業マンとして日々奮闘しているなっちゃんです!
派遣社員として頑張っている方で、収入が少なく不安定で、日々の生活や将来に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
方法を知らず、10年後も20年後も生活が不安定なんてことは避けてほしいです。
派遣社員で月収40万円以上の人たちもいますが、選ばれた特別な人ではありません。方法を知ることで、安定した生活を誰もが手に入れられる可能性があるのです。
では、派遣社員の平均収入をさらっと見てから、生活を安定させる方法を紹介します!
目次
派遣社員の平均収入は?
まず派遣社員の収入の全体像をサッと把握しておきましょう。
全体平均
令和元年度(平成31年4月1日〜令和2年3月31日)の派遣社員(一般的な登録型派遣)の平均収入は、次のとおりです。
・時給 1,603円
・1日平均(8時間)12,828円
・年収 約314万円
参考:厚生労働省 令和元年度 労働者派遣事業報告書の集計結果 10ページ
時給と年収については、統計に載っている1日平均12,828円を元に算出しています。
<時給>12,828円÷8時間=1,603円
<年収(年間245日働くとした場合)>12,828円×245日=3,142,860円=約314万円
傾向
20〜29歳の平均年収はやや低く、30〜59歳ではあまり変化がなく微増しています。60〜64歳で最も年収が高くなります。
また、男性の方が女性よりも平均年収が高く、東京・大阪・名古屋などの都市部ほど時給が高くなります。
正社員との年収差は?
正社員の平均年収は約503万円です(令和元年1月〜12月)。
派遣社員の平均年収が約314万円なので、約189万円ほど差があります。
【方法1】今の職種で収入アップ
今まさに取り組んでいる職種のまま、収入をアップさせ、より生活の安定を目指すことができます。
査定
毎年の査定で、給与を上げてもらいましょう。働きぶりが評価されれば、時給が上がります。
2019年の調査では、17%の派遣社員が査定で時給がアップしています。
参考:派遣社員に聞いた「お給料」実態調査ー『エン派遣』ユーザーアンケートー
時給交渉
時給交渉なんてしている人いるの?と思うかもしれませんが、2019年は18%の派遣社員が時給交渉をして、そのうち半数が時給アップを勝ち取っています。
参考:派遣社員に聞いた「お給料」実態調査ー『エン派遣』ユーザーアンケートー
契約交渉時に、日頃の頑張りをしっかり伝えましょう。
ただし、派遣社員の派遣先での評価を、派遣会社が派遣先に確認して把握しているかというと、残念ながら派遣会社によります。
働きぶりを把握できていない場合でも評価してもらえるよう、数字や出来事など、可能な限り具体的に実績を伝えるようにしましょう。
派遣先の変更
査定・時給交渉とは別の切り口で、派遣先の変更という方法もあります。
査定や時給交渉よりも、大きく時給が上がる可能性もあります。
単に派遣先が変わるだけでなく、職種が変わればより大きく時給が変わります。より大きく時給を上げたければ、職種の違う派遣先も検討してみましょう。
ボーナスをもらって収入アップは可能?
下の記事では、「派遣社員はボーナスをもらえるのか?」という観点から、派遣社員の収入について解説しています。次の見出しで軽く紹介する【紹介予定派遣】【正社員に転職】【派遣会社の正社員】についても詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【方法2】派遣社員から正社員へ
「今の職種で収入アップ」よりも、より大きく状況を変えて生活を安定させられる可能性があります。会社によって待遇や労働環境は様々ではありますが、雇用・収入が安定することで、精神的な安定も得られる可能性があります。
現在の派遣先で正社員登用
現在の派遣先で正社員になれる可能性があります。
- 派遣会社が派遣先に、派遣社員の直接雇用を依頼(雇用安定措置)
- 雇用安定措置とは無関係に、派遣先から直接雇用を打診される
雇用安定措置は、派遣社員の雇用安定のために派遣会社が負っている義務で、派遣先に直接雇用を提案するのもそのひとつです。直接雇用が依頼された場合、令和元年度は約43%が直接雇用に結びついています。そして、直接雇用された派遣社員のうち約半数が無期雇用となっています(正社員かどうかは会社の制度によります)。
参考:厚生労働省 令和元年度 労働者派遣事業報告書の集計結果 14ページ
この方は、派遣先を辞めた後ではありますが、正社員として働いてほしい旨の連絡が派遣先から来たようですよ!
どうすれば正社員登用される?
2017年に行われた、派遣先担当者に対する調査が非常に参考になります。処遇向上や正社員登用の際に特に重要視することの上位にランクインした項目は、次のとおりです(複数回答可)。
- 責任感(約56%)
- まじめさ(約36%)
- 報告・連絡・相談ができること(約33%)
- 積極性(約32%)
- 協調性(約25%)
参考:一般社団法人 人材サービス産業協議会 派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果 11ページ
特殊なスキルや卓越した能力は求められていません。安心して仕事を任せられる人 ・チームの一員として円滑に働いてくれる人が求められています。
次の動画では、元派遣会社営業で現在2つの会社の代表取締役の方が、【派遣先が直接雇用したくなる人】について、かなり具体的に解説しています。
派遣先が直接雇用したくなる人は
1)当たり前のことを当たり前にできる人
2)とにかく突発で休まない人
3)上の2つを一定期間以上続けていることが確認できる人
紹介予定派遣
紹介予定派遣という制度を利用することで、派遣先での直接雇用を目指して、試用期間的に働くことができます。
派遣期間は最長6ヶ月で、派遣先と派遣社員の双方が合意すれば直接雇用となります。
正社員に転職
正社員への転職活動を行ったほうが、結果的に早く正社員になれることもあります。
転職活動時にしっかりアピールできるように、派遣社員としての実績や強みを整理して具体的伝えられるようにしておきましょう。
派遣会社の正社員
あまり多くはありませんが、派遣会社の正社員を打診されることもあります。
【方法3】職種変更で手に職をつけていく
手に職をつけるのが、一番生活が安定しますし、安心して暮らしていける可能性が高いです。
専門的な仕事ができる人は、いつの時代も重宝されます。派遣社員としても、仕事が途切れないようにも高い収入を得ることもできます。ただし、その職種自体が需要の少ないものでは意味がありません。今後も需要がある、伸びていく職種を選びましょう。
それでは、今からご案内します。
職種別の平均時給は?
2018年のデータによると、派遣社員の職種別の平均時給上位は以下のとおりです。
1.Web・スマホ系SE(2,524円)
2.ビジネスアプリケーション系SE(2,517円)
3.ネットワークエンジニア(2,494円)
4.プログラマ(2,221円)
5.データベース系SE(2,202円)
参考:東洋経済ONLINE 67の職種別で見た「派遣の時給」ランキング
IT系が上位を独占しており、非常に高時給です。
おすすめの職種 → SE(システムエンジニア)・プログラマー
現在非常に必要とされているIT系の仕事の最たるもので、今後さらに必要性が増大していき、しかも人材不足です。さらには派遣社員の職種別年収ランキング上位を独占しています。もしこれらのスキルを身につけられれば、将来的にも安定する可能性が高いです。
SEは主に、クライアントの要望を聞き取り、プログラムの設計を行います。プログラマーは、実際にプログラミングを行うのが主な仕事です。プログラミングとは、コンピュータへの指示を順番に書き出すことです。
SE・プログラマーは引っ張りだこ
2019年の経済産業省の調査によると、2030年には最小16万人、最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。
SEにもプログラミングにも共通して必要な基本的スキルは、【プログラミング】です。現代社会はプログラミング技術で成り立っていると言っても言い過ぎではありません。
スマートフォンやWebのアプリ(よく知られているものだとLINE、Youtube、Twitter、Amazonなど)はプログラミングでできています。日常生活ではお掃除ロボットや自動運転の車、産業や医療の分野でAI(人工知能)がたくさん活用されていて、それらはプログラミング技術で成り立っています。
未経験でも始められる!
未経験でも始められます。派遣会社に希望を伝え、未経験OKの派遣先で働きましょう。
SEを目指してプログラミングスクールに通う人が増えていますが、派遣社員としてお金をもらいながら経験を積むというのも、やり方のひとつです。
自信がついたら、自身のライフスタイルに合わせて正社員への転職を考えるのも良いでしょう。フリーランスのエンジニアも一般的です。
下の動画は、プログラミング未経験の26歳フリーターから派遣エンジニアになった方のお話です。
・初任給
・1年後の月収
・どうやって月収を上げたか
初心者向けのとっつきやすいプログラミング学習サイト(Progate)もあるので、気になる方は少しやってみてください。プログラミングが身近になるかもしれませんよ!
まとめ
時給交渉などで時給を上げることもできますし、「正社員になる」「職種変更をして手に職をつける」ことで、より根本的に生活の安定を目指せます。
職種変更の際は、需要が高く将来性のあるIT系の職種などがおすすめです。未経験で働けることも多いです。
- 派遣社員の平均年収は約314万円
- 「査定」「時給交渉」「派遣先の変更」により、時給を上げることが可能。
- 派遣社員からで正社員になることもでき、根本的に生活を安定させられる可能性がある。
- 需要が高く将来性のある職種に職種変更して手に職をつけることで、根本的な生活の安定を目指せる。IT系の職種が狙い目。
紹介したどの方法も一朝一夕にはいきませんので、無理しすぎず、毎日少しでもできることからやっていただければと思います。
この記事を読んでくださった方が、より安心できる将来に向かって歩んでいかれることを願っています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。