こんにちわ!こんばんわ!女性営業マンとして日々奮闘しているなっちゃんです!
ビジネスマナーで一番大切な事、それは言葉遣いです。
見ず知らずの人がお互いを信頼、理解するために、言葉は重要な役割を果たします。
言葉遣いは心遣いとも言われる通り、その言葉を発する人柄を表します。
いくら態度で敬意を表しても言葉遣いが正しく使われていないと、相手に不快感を与えてしまいます。
不快感を与えていてはビジネスパートナーとして長くお付き合いする事は不可能でしょう。
正しい言葉遣いが出来ていれば、相手に好感を持たれビジネスパートナーと長くお付き合いする事も可能です。
当記事では、ビジネスの基礎、基本である言葉遣いについて意味や使い方の例を上げながら解説していきたいと思います。
目次
ビジネスシーンにおいての基礎スキルとは
ビジネスシーンにおいて必須のコミュニケーションスキルは敬語です。
敬語とは相手に敬意を示す手段になります。
敬語は大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の3種類があります。
状況に応じた適切な敬語を使いこなせれば、円滑なコミュニケーションや信頼を築く事にも繋がります。
敬語を正しく身につけてビジネスマナーの基礎スキルアップを目指しましょう。
尊敬語
まずは、敬語の中の1つ「尊敬語」の意味や使い方について説明します。
尊敬語とは、話をしている人物が話をする相手より立場が下である場合に、話し相手の行動を高めて使う言葉です。
使い方の具体例を挙げてみましょう。
例えばAさんに尊敬語を使う場合
・見る 基本形 Aさん!メールを見ましたか?
尊敬語 Aさん!メールをご覧にいただけましたか?
・座る 基本形 Aさん!椅子に座ってください。
尊敬語 Aさん!椅子にお掛けください。
・利用する 基本形 Aさん!パソコンを利用しますか?
尊敬語 Aさん!パソコンをご利用なられますか?
このように、相手の動作や持ち物など相手に関わる物事について述べる時に用います。
尊敬語の特徴としては、言葉の頭に「ご」「お」などの言葉を付けたり、語尾に「~なさる」「~される」などが付けたりする事が挙げられます。
謙譲語
次に、敬語の中の一つ「謙譲語」の意味や使い方について説明します。
謙譲語とは、尊敬語とは反対語で相手に対して、謙遜してへりくだる言葉で、目上の人や、失礼があってはならない人に対して使う言葉です。
使い方の具体例を挙げてみましょう。
例えばAさんに謙譲語を使う場合
・案内 基本形 Aさん!お店まで案内します。
謙譲語 Aさん!お店までご案内致します。
・行く 基本形 Aさん!明日10時に行きます。
謙譲語 Aさん!明日10時にお伺い致します。
・わかる 基本形 Aさん!先程の件わかりました。
謙譲語 Aさん!先程の件承知しました。
このように、自分や自分の身内に関係する動作や、持ち物について述べる時に用います。
謙譲語は、自分を卑下したり自嘲している表現ではなく、あくまで相手を高める為の言葉という特徴を持っています。
丁寧語
最後に、敬語の中の一つ「丁寧語」の意味や使い方について説明します。
丁寧語とは、尊敬語と似ている部分がありますが、話をしている人物が話をする相手より立場が下である場合に使う言葉です。
尊敬語は相手を高めるのに対し、丁寧語は相手に敬意を払う言葉になります。
使い方の具体例を挙げてみましょう。
例えばAさんに丁寧語を使う場合
・来る 基本形 Aさん!明日クライアントが事務所に来る。
丁寧語 Aさん!明日クライアントが事務所に来ます。
・読む 基本形 Aさん!新聞読む?
丁寧語 Aさん!新聞読みますか?
・買う 基本形 Aさん!この商品買う!
丁寧語 Aさん!この商品買います!
このように、丁寧な表現で相手に敬意をはらう時に用います。
丁寧語の特徴としては、語尾に「~です」「~ます」などの言葉を付けたりします。
また、尊敬語と同じ言葉の頭に「ご」「お」などの言葉を付けたりもします。
ビジネスでは使ってはいけない言葉遣いとは
ビジネスシーンでは悪い印象を持たれる言葉もあります。
大きく分けて「若者言葉」や「バイト敬語」「大名言葉」の3種類あります。
つい使ってしまいがちな言葉遣いですので例にしながら解説していきます。
若者言葉
若者言葉は若者だけが使っている言葉だと思われますが、年齢を問わずに一般に浸透しており日常生活において使われている事が多々あります。
どの様な言葉なのか例を挙げてみましょう。
短縮言葉
「正」おはようございます。
「誤」おは。
「正」お疲れ様です。
「誤」おつ。
例をあげた短縮言葉以外にも「超〇〇」や「私的には~」なども若者特有の言葉になります。
若者言葉は幼稚な印象を与えてしまう為、ビジネスシーンでは絶対に使わないようにしましょう。
バイト敬語
バイト敬語とはコンビニや飲食店などの接客現場でみられる独特の言葉遣いです。
通常の敬語とは違い、敬語を使う機会が少ない社会経験の浅い学生などが使われている事があります。
例を挙げてみましょう。
〜になります
バイト敬語 こちらコーヒーセットになります。
正しい敬語 こちらコーヒーセットです。
「~になる」という言葉は、変化を表す言葉です。
コーヒーセットが変化したのではなく、完成した状態で提供されているので「なります」は不適切です。
〜のほう
バイト敬語 コーヒーのほうお持ちしました。
正しい敬語 コーヒをお持ちしました。
「~のほう」は複数のものに対して、どちらか一方という意味があります。
コーヒー以外に注文した人に対して、先にコーヒーを出す場合は「~のほう」という表現は正しいのですが、
コーヒーしか注文して無い場合は適切な表現ではありません。
大名言葉
大名言葉とは目上の立場にある人が目下の人に対して使う言葉です。
会社であてはめると上司が部下に使う言葉になります。
間違って使ってしまうと相手を不快にさせ自分の価値を下げますので絶対に使わないようにしましょう。
例を挙げてみましょう。
了解しました
了解しました、は目下の人または同僚に使う言葉です。
一見丁寧な言葉遣いと思われがちですが、敬語にはならないので注意が必要です。
適切な言葉は「かしこまりました」「承知しました」です。
なるほど
なるほどは、相手の言葉を受入れて、自分も同意見である事を示す言葉です。
相手の言葉に評価を下した上で同意するニュアンスが含まれるため、社外や目上の人には使わないようにしましょう。
適切な言葉は「おっしゃる通りです」「私もそのように感じます」です。
二重敬語には注意が必要
目上の人に対して、丁寧な言葉遣いを意識するあまり、つい敬語をいくつも重ねて意味が通じにくくなったり、
相手に対して失礼になったりする場合があります。
過剰敬語として、誤った言葉遣いの代表的なのが二重敬語です。
二重敬語は相手に対して、まわりくどい印象を与えてしまいます。
例を挙げてみましょう。
「正」部長がおっしゃていました。
「誤」部長がおっしゃられていました。
「正」お客様がお見えになりました。
「誤」お客様がお見えになられました。
「正」ご連絡いたしました。
「誤」ご連絡させていただきました。
「お(ご)~になる」+「れる」「られる」=二重敬語
慣れないうちは、丁寧に話そうとして二重敬語を使ってしまいがちですので注意しましょう。
まとめ
この記事では、ビジネスマナーの基礎の部分である、言葉遣いについてご紹介しました。
言葉の使い方を理解し意識する事によって自然に身に付くようになります。
基礎の部分をもう一度見直してみませんか。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。