こんにちは!こんばんは!女性営業マンとして日々奮闘しているなっちゃんです!
営業マンの皆さんは無期雇用の派遣社員といわれてどのような働き方かイメージできますか?
近年、働き方改革やYouTuberなどのフリーランスの誕生など職場環境や雇用形態などの多様性がでてきました。
今回はそんな雇用形態の一つである派遣社員の無期雇用について解説します。
転職を考えている営業マンの皆さんは今日の記事を参考にしてみてください。
目次
無期雇用の派遣社員ってどんな働き方? 雇用形態の種類【7種類】
厚生労働省が定めている働き方として以下の7つがあります。
1.派遣労働者
2.契約社員(有期労働契約)
3.パートタイム労働者
4.短時間正社員
5.業務委託(請負)契約を結んで働いている人
6.家内労働者
7.自営型テレワーカー
似たような働き方もありますが、少し違うだけで福利厚生や定められた法律が変化します。
1.派遣労働者
派遣労働者は派遣元である人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣先で働く労働者のことです。
派遣労働者の法律上の雇用主は人材派遣会社です。
賃金を支払うのは人材派遣会社ですが、労働者の指揮権は派遣先にあります。
2.契約社員(有期労働契約)
契約社員は労働契約により雇用期間が定められている労働者のことです。
契約期間が満了になった場合はその時点で労働契約が終了となります。
一部例外はありますが、1回あたりの雇用期間の上限は労働者派遣法の定めと同様3年です。
3.パートタイム労働者
パートタイム労働者とは、1週間の所定労働時間が同じ職場の正社員よりも短い労働者です。
パートタイマーやアルバイトなど呼び方が複数ある雇用形態です。
パートタイマーは”パートタイム労働法”という独自の法律が定められています。
そのため、正社員にも用いられる労働契約の他に昇給や退職手当、賞与等の有無について別途書面の交付などによる開示が義務付けられています。
また、定められた条件を満たせば正社員になれます。
4.短時間正社員
短時間正社員は通常の正社員よりも所定労働時間が短い労働者のことを指します。
ただし、パートタイム労働者とは異なり、扱いは”正社員”です。
そのため、賞与や退職金などの算出方法は正社員と同等です。
5.業務委託(請負)契約を結んで働いている人
業務委託(請負)契約を結んで働いている人は複数の企業、または個人から依頼を受けて働くという働き方をしている人です。
業務の成果に対して報酬が支払われるため、業務の依頼主からの指揮権はありません。
そのため”事業主”として取り扱われ、労働法の保護の対象外となりますが、働き方によっては労働法規の保護を受けられます。
大阪労働局(木原亜紀生局長)は、取引先と業務委託契約を結びながら、実態は労働者派遣を行っていたとして、派遣・有料職業紹介許可事業者である㈱ワークステーションMEG(大阪府大阪市、末吉晃一郎代表取締役)に労働者派遣法に基づく事業改善を命じた。
引用元:事業改善命令 業務委託装い仲居15人派遣 大阪労働局|労働新聞 ニュース|労働新聞社 (rodo.co.jp)
6.家内労働者
家内労働者は企業や個人から委託を受けて個人で業務に携わる労働者です。
“家内労働法”という独自の法律が定められており、家内労働手帳の交付や最低工賃の順守などの法規があります。
7.自営型テレワーカー
自営型テレワーカーは委託された業務を情報通信機器などで自宅やカフェなどでこなす労働者です。
家内労働者とは異なり、法人単位で行っていることもあります。
また、自営型テレワーカーには仲介事業がついています。
仲介事業は”自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン”に沿った取り組みをしています。
テレワーク実施者、さらに増加し全国で27%に
引用元:ラビーネット(全日会員支援ポータルサイト)|不動産関連最新ニュース (re-port.net)
派遣社員の”無期雇用”と”有期雇用”
派遣社員には”無期雇用”と”有期雇用”の2種類があります。
”無期雇用”と”有期雇用”の違いは次の2つです。
1.契約を結ぶ期間
2.給与形態
1.契約を結ぶ期間
有期雇用は派遣先で勤務している期間中のみ派遣元の人材派遣会社と雇用契約が結ばれます。
しかし、無期雇用は期間を定めずに雇用契約を結ぶ雇用形態であるため、派遣社員の最長契約期間である3年を超えて働くことができます。
2.給与形態
派遣社員には派遣先との契約が終了し、次の派遣先が決まるまでの”待機期間”という期間が設けられます。
有期雇用は給与形態が時給制であるため待機期間には給与が発生しません。
しかし、無期雇用は給与形態が月給制であるため、待機期間中も給与が発生します。
【無期雇用派遣】無期転換ルールをご存知ですか?
引用元:【無期雇用派遣】無期転換ルールをご存知ですか?|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)
▼”無期雇用”と”有期雇用”を問わず派遣社員として成功したいと思う方はこちらの記事が参考になります。派遣社員の平均時給や正社員を含めた派遣社員事情が詳しくわかりますよ。
無期雇用のメリット&デメリット
ここからは派遣社員の無期雇用のメリットとデメリットについて解説します。
1.無期雇用のメリット
派遣労働の無期雇用におけるメリットは以下の2つです。
1.収入が途切れない
2.同じ職場で働き続けられる
1.収入が途切れない
月給制であることから待機期間があったとしても収入を受け取れます。
また、昇給制度や賞与制度も設けられているところもあるため安定的な収入が得られます。
2.同じ職場で働き続けられる
派遣労働者は労働者派遣法で同じ事業所で3年を超えて働くことが禁止されています。
そのため有期雇用では必然的に待機期間が生まれてしまいます。
しかし、無期雇用ではこの制度が撤回されるため長期間安定して働けます。
2.無期雇用のデメリット
派遣労働の無期雇用におけるデメリットは以下の2つです。
1.有期雇用よりも選考が難しくなる
2.働き方の自由度が少なくなる
1.有期雇用よりも選考が難しくなる
有期雇用は個人情報の登録など比較的簡単な作業で働き始められます。
その一方で無期雇用は雇用期間が長くなることから派遣元の人材派遣会社も慎重に人材を選ぶ必要があります。
そのため、書類選考や複数の面接など正社員の採用試験と遜色ないような選考が行われます。
1.働き方の自由度が少なくなる
派遣社員という雇用形態の魅力の1つが”様々な職場や業務を体験できる”というものです。
しかし、無期雇用は長期的に同じ職場で働く可能性もあるため、派遣社員の魅力が薄れてしまいます。
▼以下の動画も参考にしてみてください。
自分は、仕事をするうえで何を重視しているのか?をしっかりと考え、「派遣で働く」ことも選択肢の一つとしてみましょう。
引用元:しっかり理解したい!派遣社員のメリット・デメリット [労務管理] All About
まとめ
今日は「派遣社員の無期雇用」について解説しました。
- 派遣社員とは派遣元である人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣先で働く労働者
- 派遣社員の無期雇用は派遣元と期間を定めずに雇用契約を結ぶ雇用形態
- 無期雇用の派遣社員は同じ職場で朝的に安定した収入を得られる
- 無期雇用の派遣社員は選考が難しく、派遣社員らしい自由さが少ない
これから仕事に就きたい方や転職を考えている方は無期雇用の派遣社員も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。